2018年11月撮影

フィルムカメラには当たり前だけど、デジタルから入った自分が驚いたことの一つに、カウンターが0になるまでに空シャッターを切る儀式がある。

ニコンF3の場合はだいたい2枚の空シャッターを切ることになるんだけど、その2枚は露出計が動作せずに1/80秒固定での撮影。

フィルム装填時の感光による失敗写真を防ぐ目的なんだけど、この2枚には自分の中で勝負の写真に感じて、露出計アプリ片手に真剣に撮影してしまう。


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11月は自宅居間のテーブルの上にニコンFGとニコンF3を置いてピントを真剣に合わせ、奥のカーテンで明るさを調整して露出計アプリの数値を調整してみた。

メチャクチャ時間がかかる無駄写真だけど、それはそれで楽しい。

被写体となったニコンFGとAI Nikkor 50mm F1.8Sは80年代のエントリーカメラセット。
今で例えるとD3000クラスのレンズキットみたいなものかな。

軽く・小さく・低コストでフィルムを楽しむためのカメラだったので、カメラストラップも100均の革ストラップ2本を自分で編んで作ったモノ。

安物でも自分の手間をかけているとやっぱり愛着が出てくる。

AI Nikkor 50mm f/1.2S 
メーカー:ニコン
発売:1981年9月
レンズ構成:6群7枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:50mm
最短撮影距離:0.5m
絞り(F値):1.2~16
絞り羽根枚数:9枚
オートフォーカス:なし
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約360g
— 私感 —
ニコンで最も明るい単焦点レンズ。
このレンズでしか撮れない1枚があり、自分でピントをマニュアル操作して写す事が楽しいと感じさせてくれたレンズで「撮影が楽しめる」という意味で大好きなレンズです。


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