2019年1月撮影

絞りによって変わる光芒について知識としては知っていたつもりだけど、実際に光芒によって朝日に光の筋が生まれることでかなり印象が変わるんだなぁと初めて体感した。

まぁ、正直なところ日の出前の暗い時間から星空を撮ろうと思っていたら寝坊して日の出撮影に急遽変更。

しかもロケハンとか計画立ててた訳ではないので、三脚準備中に「あ、やべー、朝日さしてきた!」と慌てて手持ち撮影となった訳ですが、いろいろと勉強になった。


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まずは普通にNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8での絞り開放で撮影。

NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8のF2.8(絞り開放)

朝日が見えた瞬間にレンズ交換していたというアホさで、ベストタイミングを見事に取り逃す。

まぁ、普通の山並みからのぼる朝日です。右に小さく飛行機雲が見えますが、朝日のグラデーションがちょっと綺麗だなぁと思うくらいで、「運が良ければ」と期待していた雲海や朝霧なども殆どない状態。しかも朝焼けに無慈悲な電線のラインが。。

1960年代レンズのNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8なら面白いゴーストやフレアとかも出るかなぁと期待するも全く見られず。

ここで「絞り開放だとレンズ性能的にやっぱ厳しいよね」と画質を上げるためにF11まで絞ってみる。

NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8のF11

絞り羽根によって生じた角の形で光芒に光のラインが発生。
おぉ、何か一気に神々しくなった気がする。

分かると詐欺っぽいw

試しにもう一つ持っていた望遠ズームレンズのTAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDにレンズ交換して試してみた。

TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDのF8

こちらはスペック上の表記はないけどほぼ円形絞りなのでNIKKOR-Q Auto 135mm F2.8の様な光芒は出てこない。

絞り羽根の枚数や形もレンズの違いのひとつなんだなぁと実感した。通常は円形絞りのほうが丸ボケになって表現的には好ましいけど、本当にケース・バイ・ケースなんだなぁ。

奥が深い。

NIKKOR-Q AUTO 135mm f2.8
メーカー:ニコン
発売:1965年12月
レンズ構成:4群4枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:135mm
最短撮影距離:1.5m
絞り(F値):2.8~22 
絞り羽根枚数:7枚
オートフォーカス:なし
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約610g
— 私感 —
Nippon Kogaku Japan表記のかなり古いオールドニッコール。非AIレンズだったので自己AI改造しています。広角〜標準域の単焦点オールドニッコールがだいぶ増えてきて、手頃な値段で購入可能な望遠域の単焦点が欲しいなと思って購入。


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