2019年8月撮影

今年の夏は花火撮影に行けなかったなぁと思っていた8月29日、不知火の海の火まつりが花火だけ開催と知る。

準備は全くしていなかったので手持ちの撮影機材は会社に置いているニコンFにNIKKOR-S Auto 5cm F/2と、ニコンF2フォトミックにNew Nikkor 55mm F1.2のフィルム機2台。

車にはトラベル三脚をのせているし、フィルムも手元に何本かある。

よし!

花火が打ち上げられる時間帯の天気がどうなるか心配だったが、機械式フィルム機のニコンFとニコンF2なら多少濡れても大丈夫だろうと決意し、定時退社して現場へ急行!

暗い中、手探りでニコンFとニコンF2にフィルムを装填してそれぞれの設定を何度も確認して雲を心配しつつ時間まで待つことに・・・


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・・・そして撮影時の雨模様は・・・

凄まじい土砂降りのとなった直後に1発目が打ち上がり「このタイミングで〜」と泣きそうになった。

風はほとんど無かったので「このピークを凌げば」と荷物を傘の真下に寄せて豪雨に耐える。足元もずぶ濡れになってしまったので地面に置いておいたニコンFの方は撮影を諦める。

そして豪雨が続いたまま花火は続く・・・

撮影を中断しようにも身動き出来ず、近くに雨宿り出来るような場所も無い。ファインダーから見える花火も歪む程にレンズ表面に雨粒が付着する状態。乾いた布なんて既に消滅しているので素手で払い落として撮影を継続。

既に何枚シャッターを切ったのか分からない状態で、「撮れるだけ撮らねば、せっかく来たのが無駄になる」と引くに引けない状況におちいり、雨にさらされたニコンF2フォトミックを上手く操作できないためかシャッター速度が不安定になる。

同じ様な状況にさらされたカメラマン達も誰一人その場から動かない。

その地獄の状況を気付いたら何枚も撮っていた自分が居た。

・・・みんな、カメラ壊れないことを祈ってます。

New Nikkor 55mm F1.2 
メーカー:ニコン
発売:1975年6月
レンズ構成:5群7枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:55mm
最短撮影距離:0.5m
絞り(F値):1.2~16
絞り羽根枚数:7枚
オートフォーカス:なし
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約410g
— 私感 —
500円で手に入ってしまった元カビ玉レンズ。
自己Ai改造とクリーニングを行って無事に使えるようになり、50mmと55nnのF1.2比較を楽しんでいます。


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