2019年1月撮影
ジャンクレンズの箱でAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sを見つけた。
レンズや外観には目立ったキズやカビも無かったが、隙間には赤茶げた埃っぽいモノが見られ、おそらく値札を貼る前に簡単な清掃をされたんだろうが、その前は長年使われること無くホコリを被ったまま放置されていたんだろうなという雰囲気を感じてしまう。
セロハンテープで巻かれた値札にはワンコインなお値段。
カビが生えたボロボロのニッコールレンズでも単焦点なら数千円の値札が付けられて、一応ガラスケースに入っている事が多いんだけど、80~90年代のズームレンズは本当に不人気。
あまりにも可哀想に感じたので2〜3日悩んだが、そのままジャンク箱に入れらているとレンズに傷が付けられて捨てられそうな気がしたので購入してしまった。
持ち帰って隙間に詰まったホコリを取ったり、簡単に分解できる程度でレンズを磨いたりしてあげてから、試写のために子どもと一緒にお散歩に持ち出してみた。
使った感想としては、普通に写る。
日常の記録用カメラとしては不都合なくAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sは問題なく使える。
2倍ズームでしか無いので、ズームして遠くから撮ると言うよりも50mm標準レンズを基準に構図をちょっと調整する感覚なので、子どもと遊びながら撮影していると50mm標準単焦点に近いなぁと感じた。
問題なのは記録用として普通に使えるだけだと言うこと。
その用途ならスマホやコンデジでも十分だし、D600購入と合わせて標準ズームのAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRを購入したので、機能的にはそちらを上回る性能は無いのであえて持ち出そうと言う動機が無い。
そうか、こうやってオールドレンズの中でもズームレンズは使われずにホコリをかぶり、誰も買われずにジャンク箱に眠ってしまうんだなと感じた。
そして帰宅して自宅のドライボックスの中にしまってしまうのがAi AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sの現実。
大切なのは「使える」ではなく「楽しく使える」なんだ。
Ai AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S
メーカー:ニコン
発売:1986年4月
レンズ構成:7群8枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:35~70mm
最短撮影距離:0.5m
絞り(F値):3.3~22(35mm) / 4.5~29(70mm)
絞り羽根枚数:7枚
オートフォーカス:あり
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約260g
— 私感 —
現在の仕様につながるニコン初のAF機F-501と同時発売された初のAF標準ズームレンズ。魅力があるかと言われると正直無いのですが、ジャンク箱にワンコイン価格で寂しく残されていたので可哀想になって購入してしまいました。
WEB制作のお仕事でWordPressのカスタマイズをやっていますが、このサイトではコードを書かずに何処まで出来るのか実験的に作ってみました。
WordPressサイトを作るなら何かテーマを決めたほうが良いので、趣味で撮影して死蔵している写真の中から1枚ずつ選んで記事を書いてみます。