2019年2月撮影

XF 10-24mm F4 R OISを借りてきているので嫁用のFUJIFILM X-A1に装着して使わせたが

「重い!」

「せっかく軽くて可愛いFUJIFILM X-A1なのに、こんな重くて大きいレンズは嫌!。コレなら使わない!」

と拒否られました。

ちゃんとした標準ズームを用意するのはしばらく先になりそうなので、手持ちのニッコールレンズの中からマウントアダプターでの常用レンズを検討してみた。


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画角の問題

手持ちのレンズとしては下の通り。
APS-CセンサーのFUJIFILM X-A1では35mm判換算だと約1.5倍した数値となる

  • 24mm(36mm)
  • 28mm(42mm)
  • 35mm(52.5mm)
  • 50mm(75mm)
  • 55mm(82.5mm)
  • 135mm(202.5mm)

この内135mmは常用するには望遠すぎるので除外。

私や子どもたちがカメラで撮っている時、嫁はiPhoneSEで撮ることが多いのでiPhoneSEのカメラと同じ29mmの画角に近いレンズは除外したほうが良さそう。

サイズと重量バランスの問題

軽くて可愛いFUJIFILM X-A1を維持して、出来るだけ持ち出しやすくするためにもサイズと重量は最重要素。

この時点で数ある50mmレンズ達からF1.2/F1.4の大口径レンズは脱落。

マニュアルフォーカスのしやすさの問題

55mmはマイクロニッコールなのでピントリングの操作幅が大きく、最短撮影距離から無望遠まで片手で一気に回すのがキツい。

また、ピントリングが完全固着して1000円で購入したレンズなので、多少メンテして改善したたとは言え若干重めのピントリングになっているので嫁には厳しいと思われる。

この時点で候補として残ったのは下記の4本となった。

  • NIKKOR-S Auto 35mm F2.8
  • AI AF Nikkor 35mm f/2D
  • NIKKOR-S Auto 5cm F/2
  • AI Nikkor 50mm F1.8S

最短焦点距離の問題

候補の4本を使い比べてみて気になったのは最短撮影距離の問題

  • NIKKOR-S Auto 35mm F2.8(0.3m)
  • AI AF Nikkor 35mm f/2D(0.25m)
  • NIKKOR-S Auto 5cm F/2(0.6m)
  • AI Nikkor 50mm F1.8S(0.45m)

スペック上は最大35cmの差。感覚的にテーブルにのった料理を撮ろうとすると、席に座ったまでは45cmだと厳しく30cmは欲しい。

嫁に話すと「近くは構わない。iPhoneで撮るし」と使い分けを即答されたが、横に座る子どもと背景を撮ろうと考えた時に厳しくなりそう。

結果、50mmの2本はスタメン落ちとなりました。

35mm単焦点がベスト

AI AF Nikkor 35mm f/2Dも悪くは無いのですが、折角のAF機能が無駄になるのと、プラスチックな外見がちょっとかわいくない。

結果的には現時点で1959年発売のNIKKOR-S Auto 35mm F2.8がベストだという結論になりました。

完全金属で、見た目にもオールドレンズだと分かる外見なのでカメラに少しこだわり感が見せられます。突起物となって邪魔なカニ爪ですが取り外してしまうと残念な感じになるのでそのまま残します。

以上、嫁に相談せずに決めた常用レンズですが、あとはマニュアル操作の練習ですね。

本人は「別にマニュアルでも大丈夫」とは言っていましたが、試写した写真は凄いピンボケだったので…

NIKKOR-S Auto 35mm F2.8
メーカー:ニコン
発売:1959年8月
レンズ構成:6群7枚
対応センサーサイズ:フルサイズ
焦点距離:35mm
最短撮影距離:0.3m
絞り(F値):2.8~16
絞り羽根枚数:6枚
オートフォーカス:なし
手ぶれ補正:なし
フィルターサイズ:52mm
質量:約200g
— 私感 —
Fマウント最初の35mmレンズで、同じNIKKOR-S Auto 35mm F2.8でも前記と後期でレンズ構成が違うレンズで、所有するのはNikon表記なので最後期の70年前半の頃のもの。
ピントリングはスカスカだけど、外観と光学系が非常に綺麗で、純正Ai改造レンズなのでかなり大切に使われていたレンズだと思われます。


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